ブログ一覧


消火器の使用期限は?期限切れ消火器の交換・処分方法もご紹介!

使用期限が迫っている消火器

 

もしもの火災に備えて消火器を準備する時に、必ず点検してほしい「使用期限」。いざ使おうと思っても期限切れの消火器では正しく使うことができません。この記事では消火器の期限の見方や、期限切れ消火器の交換・処分方法について解説していきます。

この記事を読むための時間:3分

消火器の有効期限

消火器の有効期限は「家庭用」と「業務用」で異なります。有効期限は法律で定められたものではありませんが、安全に消火器を使用するためにも、期限を守ることが重要です。

家庭用消火器

家庭用消火器の有効期限は5年です。家庭用消火器は中身の詰め替えができない構造になっているため、期限切れの消火器は本体ごと交換・処分する必要があります。

業務用消火器

業務用消火器は薬剤だけを詰め替えることができるため、本体と中身それぞれに使用期限が設定されています。本体の有効期限は10年、中身の有効期限は8年です。ただし、本体に傷や変形が見られる場合は消火器が正しく機能せず、思わぬ事故に繋がる可能性があります。購入時と見た目が違うものや異変を感じた時には、使用期限が来ていなくても新しい消火器に交換・処分するのが良いでしょう。

消火器の期限が切れたらどうなるのか

期限が切れた消火器は中の薬剤が固まり、いざという時に正しく使用できないことがあります。また本体の劣化によって「破裂」「破損」することがあり、破裂した場合は人身事故にも繋がりかねません。期限切れの消火器を持っていても、消防法による定めはなく罰則を受けることはありませんが、火災が起きた時に大切な命や家を守るために必ず使用期限を守りましょう。

消火器の期限の見方

消火器の使用期限は消火器本体、もしくは本体ラベルに「使用有効期限」や「設計標準使用期限」と記載されています。有効期限は、製造年から5年もしくは10年(8年)とされているので有効期限だけでなく「製造年」もチェックして、いつまで使えるのか確認しましょう。

 

スプレータイプ(エアゾール式簡易消火具)の場合は、本体表面に「品質保証期間」が記載されています。期限が切れている場合は速やかに処分・交換を行いましょう。

期限切れ消火器の扱い方

ご家庭に置いてある消火器の期限が切れている場合、すぐに交換・処分をする必要がありますが、一般的な粉末・液体タイプの消火器はゴミとして廃棄できません。期限切れ消火器の処分方法・交換費用について詳しく解説していきます。

処分方法

期限切れの粉末タイプ・液体タイプの消火器は

 

  • 販売代理店などの「特定窓口」に引き取りを依頼する
  • 消火器メーカーの営業所など「指定引取場所」に持ち込む
  • 「不用品回収業者」に回収してもらう

 

などの方法で処分することができます。スプレータイプ(エアゾール式簡易消火具)は、中のガスと薬剤を抜いて他のスプレー缶と同じように各自治体の廃棄方法に従って処分しましょう。

交換費用

期限切れ消火器の交換費用は、中身の詰め替えが可能な業務用の場合

 

  • 本体:約5,500円
  • 中身:約6,500円

 

が相場となっています。家庭用の場合は、新しい消火器を購入し交換します。消火器の値段は4,000円〜6,000円程度です。ホームセンターでは購入した本数分、期限切れの消火器を無料で引き取ってくれる店舗もありますが、無料の引き取りサービスが無い場合は、購入代+引取代がかかると考えておくと良いでしょう。予算や引き取りサービスを考慮して購入する店舗を選ぶのがおすすめです。

安全に使用するため定期的に消火器の使用期限を確認しましょう

消火器を安心・安全に使用するために、有効期限や本体の傷をチェックするなど定期的な点検は欠かせません。破裂や破損などの事故を起こさないよう、消火器の使用期限を確認し、正しく交換・処分をしましょう。

 

プライバシーポリシー  /  特定商取引に基づく表記      Copyright (C) 2022 株式会社アズテック防災. All rights Reserved.